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Author:昇平
「いのちの塾」へようこそ!

僕は普段は標高650メートルの山の中に家族と仲間そしてネコ10匹と一緒に生活しています。

そして、その合間に日本やヨーロッパの各地で「本当の自分は?」「本当の平和を実現するには?」などをテーマに講演をしたりセミナーを主宰しています。

このブログでは、僕が体験的に捉えた人生やこの世界の真実について書いていきます。

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天動説と地動説 その5

天動説と地動説 その5
(その4からのつづき)

ここにタバコやお酒について二つの説があります。
一つは「タバコやお酒は嗜好品である」という嗜好品説です。
もう一つは「タバコやお酒は強力な麻薬である」という麻薬説です。

これはまさに現代の天動説と地動説です。
では、そのどちらが正しいでしょうか? もうはっきりとわかりますね。

21世紀の社会に生きる私たちのほとんどは依然としてこの現代の天動説を信じ込んでいます。そのために、毎年世界中で600万人以上の人々が苦しみながら死んでいます。

現代の天動説と地動説は他にいくつもあります。最も重要なものが存在の真実についての二つの説です。
一つは「この世界のすべての存在はもともとバラバラなものである」というバラバラ説です。
もう一つは「この世界のすべての存在はもともと一つのものである」という不可分一体説です。

では、そのどちらが正しいでしょうか? もうはっきりとわかりますね。
でも、21世紀の社会に生きる私たちのほとんどは依然として現代の天動説(バラバラ説)を信じ込んでいます。

人々は農耕時代の始まり頃から現代にいたるまでこの天動説(バラバラ説)を信じ込み、「自分たちの集団が一番大切だ」という集団エゴイズムのために集団同士で戦いを繰り返してきました。その挙句、このままでは核兵器で人類はみんな滅びるかもしれないとさえ言われています。

また、集団エゴイズムはとくに先進国において、個人や企業などの在り方にも影響を与え、ほとんどの現代人は「何より自分と自分の家族が大切だ」という個人エゴイズムによって便利・快適・豊かな生活をどこまでも求め、また、企業は「自分たちの企業が一番大切だ」という企業エゴイズムを当然のこととして、企業は儲け主義に走り、お互いに熾烈な生存競争に明け暮れています。それらの結果、途上国の人々を苦しめ、地球環境を破壊し続けています。

このような状況がなぜ生じるのか? 現代社会においてもいろいろな点について、存在の真実や科学的な真実(地動説)でなく天動説を正しいと信じ込んで疑わないということが原因なのです。

では、なぜ多くの人は天動説を真実であると信じ込むのでしょうか?
簡単に言えば、周りの人が、みんながそう言っているからといういい加減な根拠で、自分もそう思う、それが正しいと思うからです。
この傾向はとくに日本人に多いと言えるかもしれませんが、世界中の人が同じような傾向を持っています。

では、みんなそれが正しいと言っているからと言って、それは絶対に正しいと言えますか? 言えませんね。

では、それは自分の実感だから、それは絶対に正しいと言えますか? 言えませんね。
タバコやお酒のように騙されているかもしれないし、錯覚ということもあります。

いずれにしても、一人一人のこのようなあやふやな生きる態度が現代の深刻な個人的、社会的問題を引き起こし、その解決を不可能にしているのです。

だからこそ、まず、「自分とはなにか? この世界とはなにか?」という存在の真実を自覚することが何よりも大切なのです。

だからこそ、すべての人に自覚(いのち)とペイ・フォワード・ネホサが必須なのです。


(おわり)





天動説と地動説 その4

天動説と地動説 その4
(その3からのつづき)

ここまで述べてきたように、自分、そして、みんながそのように実感したり、思っているから、それは科学的に正しい、あるいは、真実であるとは必ずしも言えません。

ほとんどの人が、タバコは健康に悪いなどの副作用(デメリット)もあるけれども、タバコでしか得られないメリットのある“嗜好品”であり、お酒も飲みすぎには気をつけなければならないが、お酒でしか得られない素晴らしいメリットがある“嗜好品”であると思っています。

けれども、ニコチンもアルコールもその科学的真実は嗜好品ではなく強力な依存性薬物(麻薬)なのです。

そもそも、思いと事実は別物です。ですから、思いの内容は必ずしも事実と一致するとはかぎりません。

また、“実感”と言っても、それが錯覚という場合もあるのです。例えば、スモーカーやドリンカーは「タバコやお酒にはデメリットもあるが、素晴らしいメリットがある」と”実感“していると思っていますが、それは、たとえば、マジシャンに巧妙なトリックで鮮やかにイルージョン(幻想)を見せられて、それを真実だと”感じている“ようなものです。

要するに、みんなタバコやお酒に見事に騙されているのです。
タバコやお酒は嗜好品なんかではなく麻薬です。麻薬というものは、巧妙な手口を使って、人に悪いものを良いものだと騙して、死ぬまで依存させる邪悪な詐欺師のようなものなのです。

現在では、タバコに関しては、デメリットのほうがメリットよりもはるかに大きいと考えるノンスモーカーが増えてきました。しかし、4,50年前はまったく反対に、メリットがデメリットよりもはるかに大きいというのが世間の常識だったのです。

その点、お酒に関しては、4,50年前も現在も「お酒は楽しい、お酒は喜びだ、お酒はおいしい、お酒はリラックスできる」などという世間の常識はまったく変わってはいません。

また、スモーカーはタバコを吸い始めてある程度の期間は、自分で好きな時に自分の判断で吸って、自分でタバコをコントロールしていると思っています。しかし、依存が進むと、タバコを吸いたいのに吸えないような状況が続くと、「タバコを吸いたい! タバコを吸いたい!」というパニック状態になります。このように、人がタバコをコントロールしているのでなく、タバコが人をコントロールしているのです。

でも、初めのうち、スモーカーは本当にタバコをコントロールできていたのでしょうか? 
いいえ、タバコは麻薬ですから、人は初めからタバコをコントロールできていなかったのです。依存症の初期だからコントロールできているように思っているだけなのです。

どんな麻薬でも人に「自分はコントロールできている」と思わせながら、どんどん、麻薬の底へと引きずり込んでいくのです。それが麻薬です。

お酒も麻薬です。自分はお酒を好きな時に好きな量だけコントロールしながら飲んでいるという人もみんな、「自分はお酒をコントロールできている」という思いもろともに、すでに麻薬という同じ滑り台に乗って、否応なしに、下に向かって滑り落ちているのです。


(つづく)





天動説と地動説 その3

天動説と地動説 その3
(その2からのつづき)

スモーカーはタバコは健康にとても悪いなどの副作用(デメリット)はあるとしても、タバコを吸うとストレスを解消でき落ち着くとか、集中力や自信が出るとか、タバコは喜びであるなど、タバコにはタバコでしか得られないメリット(良さ)があると思い込んでいます。だからこそタバコを吸うのです。

では、ノンスモーカーはタバコについてどう思っているのでしょうか?
自分はタバコを吸いたいとは思わないし、タバコを吸うのは損だと思うばかりで、タバコなんて自分には関係ないと、それ以上タバコのことについて深く考えようともしない人が多いようです。

しかし、ノンスモーカーに「スモーカーはタバコにデメリットがあるのにもかかわらず、なぜタバコを吸うのだと思いますか」と重ねて訊くと、「タバコにデメリットはあっても、やはりタバコにはタバコならではのメリット(良さ)があるのだろう。そうでなきゃあ、タバコなんて吸わないもんね」という答えが返ってきます。

このように、スモーカーはもちろん、ノンスモーカーの多くもタバコのデメリットは認めながらも、タバコにはタバコならでは得られないメリット(良さ)があるのだと“実感“、あるいは、あるのだろうと思っています。

でも、タバコにはメリットは全くないことは科学的に実証されています。
スモーカーはタバコを吸うとリラックスできると感じていますが、それは1本前に吸ったタバコ自身が作り出したストレスや渇望感というイヤな気持ちがタバコを吸って一時的に解消されたというだけなのです。しかも、そのタバコによって新たにストレスや渇望感というイヤな気持ちが引き起こされるのです。

集中力や自信が出るとか、タバコは喜びであるというのも、そのイヤな気持ちで落ち込んでいたのが一時的に解消された感覚をそのように錯覚しているというだけのことです。つまり、タバコには大きなデメリットはあっても、メリットはまったくないのです。これが科学的な真実です。

これはお酒(アルコール)についてもまったく同じです。ドリンカーはもちろん、ノンドリンカーもお酒にはデメリットはあるけれども、お酒ならではのメリットがあると信じ込んだり、思っています。つまり、飲みすぎには気をつけなければいけないが、お酒はいいものだとほとんどの大人が思っているのです。

これは、現代においてもほとんどの人がいまだ天動説を真実だと信じ込んでいるようなものです。

タバコやお酒は氷山の一角にすぎません。火星に人間送り込む日も近いとさえ言われるほど科学技術が発達した現代社会においても、私たちは実に多くの錯覚の中で生きているのです。

人類は戦争を繰り返し、飽くことなく利益を求めて競争し、便利・快適・豊かさを求め、その結果、自分たちの生存に不可欠な空気や水や食物そして大自然を汚染するという愚行を繰り返し、多くの動植物を道連れに自滅にひたすら向かっています。

人間のあらゆる問題の元凶はバラバラ観を存在の真実だと錯覚していることにあります。

バラバラ観こそ現代の天動説です。

私たちは今こそ正気に戻らなくてはならないのです。


(つづく)






天動説と地動説 その2

天動説と地動説 その2
(その1からのつづき)

今あなたは砂漠の中を長い時間歩いているとします。持っていた水はもう全部飲んでしまって一滴も残っていません。何時間も歩きながら水のありそうなところを探しましたがどこにもありません。それで喉が渇いて渇いて仕方がありません。

その時、前方に泉のようなものが見えました。もしかしらと思って、気力を絞ってたどり着くと、そこにはきれいな水が湧いています。周りには誰もいません。飲んでも大丈夫かどうかちょっと手のひらにすくってなめてみましたが、まったく大丈夫です。

ここで質問です。
あなたはこの水をガマンして飲まないでいることはできますか? できませんね。

どうしてできないのでしょうか? それは、水は生命を維持するのに不可欠なものだからですね。

水のほかに生命を維持するのに不可欠なものはありますか? 食べ物や空気(酸素)ですね。

では、タバコは、本来、生命を維持するのに不可欠なものですか? 違いますね。

たとえ、今はスモーカーであっても、タバコを吸うようになる前はタバコを吸わなくても生命の維持が脅かされることもなく、まったく問題はありませんでした。

ところが、スモーカーはタバコを吸いたいのに吸えない時間が続くと最初はソワソワ、そして、イライラ、ついには、吸いたくて吸いたくてパニック状態になるのです。それはどんな人であっても水のない砂漠で長時間水を飲めなければパニック状態になるのと同じような精神状態です。

このように、スモーカーはホンネ(潜在意識)の部分で、タバコを水や食べ物や空気のように自分の生命の維持に不可欠なもの、生きる支えだと認識しています。

それはノンスモーカーの目から見るとすぐにわかるように、明らかに誤りであり錯覚です。でも、それはスモーカーのせいではありません。どんな人でもタバコを吸い続けると、ニコチンの作用によって、そのように錯覚するようになります。つまり、どんな人でもタバコ(ニコチン)に騙されてしまうのです。

スモーカーはタバコは健康に良くないとか副作用があると思っていても、タバコは水や食べ物と同じように生きていくために必要なものだと感じています。

だから、タバコを吸いたいのに吸わないようにガマンするのは、喉が渇いて仕方がないのに水を飲むのをずーっとガマンするとか、お腹が空いて仕方がないのに食べ物をずーっとガマンして食べないでいるのと同じぐらいに苦しいことなのです。

ノンスモーカーであるあなたは、タバコを吸っている肉親や親しい友人をいつも「健康に悪いんだから、タバコなんかちょっとガマンさえすれば簡単にやめられるはずだ。それができないなんて、まったくだらしない人だ!」というような感覚で見ていませんでしたか?

お酒についてもまったく同じです。タバコ(ニコチン)もお酒(アルコール)も科学的あるいは医学的にはヘロインやコカインと同じような強力な依存性薬物(麻薬)に分類されています。嗜好品ではありません。

麻薬というのはそれを摂取する人を騙して、その麻薬を生命の維持にとって不可欠な水や食べ物や空気と同じように必要なものと実感的に錯覚させるのです。


(つづく)





天動説と地動説 その1

天動説と地動説 その1

あなたは天動説と地動説の違いはご存じのことでしょう。
そうです。簡単に言えば、次の通りです。
天動説は地球の周りを太陽(や月や星々)が回っているという説。
地動説は太陽の周りを地球が回っているという説。

あなたはどちらが正しいと思いますか?
もちろん、地動説ですね。地動説は多くの科学的観測により実証された科学的真実であることは学校でも習ったのではないでしょうか。

では、あなたの実感としてはどちらが真実であるように感じますか? 
もちろん、実感としては、地球の周りを太陽が回っているように感じますよね。
つまり、実感としては、天動説が正しいと感じています。
科学的真実に照らせば、私たちの実感は錯覚だということになります。
(もっとも、この地球上での日常生活には天動説のほうが適しているのは事実ですが・・・)

歴史的に見ると、今から600年ほど前まで長い間、天動説が正しいとされてきました。しかし、コペルニクスやガリレオなどが天体望遠鏡で太陽や星々の運行を詳細に観察した結果、天動説は間違いで地動説こそ正しいと主張し、キリスト教会などの強い圧力がありましたが、やがて地動説が正しいことが認めらました。今日では一応の教育を受けた人は地動説が科学的な真実であることを知っています。

このように、現代では天動説は間違いで地動説が正しいということは常識になっています。しかし、実は、現代でも、別の事柄については、天動説のように科学的な真実に反する考えを絶対間違いない真実だと妄信している例がいくつもあるのです。しかも、それが人々や社会に大きな弊害をもたらしていることにほとんどの人が気づいていまん。

それをまずタバコを例に説明しましょう。
このように言うと「また、タバコの話かよ。タバコについての話はもう何回も聞いたり読んだりしたからわかっているよ。それに、そもそも自分はタバコは吸わないんだから関係ないよ」と思う人が多いのではないでしょうか?

でも、その態度こそが問題なのです。はっきり言いましょう。あなたはタバコの真実についてまだはっきりとはわかってはいません。

あなたはノンスモーカーだからタバコの話は自分には関係ないと思って適当に聞き流しているのでしょうが、実は、このタバコの話はあなただけでなく、この社会の構造を本当に理解するのにはとても分かりやすい絶好の材料なのです。僕はそれをぜひわかってほしいという思いから、何度も何度も角度を変えてタバコの真実について説明しているのです。

よく自分を振り返って見てください。人と話し合う場合に、相手が「そうじゃない。そうじゃない」と繰り返しいっているのは、多くの場合、自分の言っていることがまだきちんとこちらに伝わっていないからなのです。

にも関わらず、先入観や思い込みで相手を一方的に非難したり、批判者の態度で話を聞いたり、相手の本当に言いたいことを聞こうとしていないことが案外多いのではないでしょうか?

キチンと聞く態度で聞き、キチンと読む態度で読む。これはコミニケーションでもっとももっとも重要な態度です。お互いに心したいものです。

(つづく)





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