プロフィール

昇平

Author:昇平
「いのちの塾」へようこそ!

僕は普段は標高650メートルの山の中に家族と仲間そしてネコ10匹と一緒に生活しています。

そして、その合間に日本やヨーロッパの各地で「本当の自分は?」「本当の平和を実現するには?」などをテーマに講演をしたりセミナーを主宰しています。

このブログでは、僕が体験的に捉えた人生やこの世界の真実について書いていきます。

最新記事

カテゴリ

最新コメント

月別アーカイブ

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

今滞在されている皆さんの数

現在の閲覧者数:

これまで訪問された皆さんの数

不思議なガラス板 

不思議なガラス板  
  『もう一つの人間観』和田重正著 地湧社 より抜粋

特殊なガラス板が立っている。

その右側からは左側の様子が最大も漏らさず透けて見えるが、左側からは右側の様子は全く見えない。従って、左側にいる人はガラスの向こう側には何もないと思っている。
ところが、実は右側には「意味」の詰まった“いのち“が充満しているのだ。この“いのち“の中からは左側の風景が手に取るようにわかる。

 物の存在の本質と真相は、左側にあってどんなに精密に観察してみても捉え得るところではない。所詮分断孤立を更に再分化するだけで、どこまで行っても不可分一体そのものの証明にはならない。

 しかし、細分化の極に至ったときに、そこから存在の究極的な実相を推測することはあり得る。

 近年、科学者であると同時に宗教者である人々が科学と宗教の融合点を指摘し、宗教諸説の科学的合理性を立証しようと試みることがあるが、左側に立っての推測は右側に身を置いて得る実感とはまるで異なるものであることを無視しては誤りに堕ちる。

 しかし、左側の風景は右側の内容と無関係でないことはもちろんである。

人は、右側の世界に充満している“意味”を五感という特殊ガラスを透して、左側の時間空間の枠に具象化して投影したものを大脳が捉えて、「これは我」「あれは彼」と認めているのである。そして、その風景にのみ関心が集中しているわけだ。

もしこの理を納得したならば、誰でも直ちに右側の大調和の世界を体験し、すべてのこだわりを脱して自由を得るにちがいない。その自由の中でこそ、何億年かけてわれわれが単細胞時代以来の進化の途上で蓄積してきた無量の智慧が、われわれの現実の生活に発動するのである。

五感と大脳という特殊ガラス板を作った造化の妙。

このガラス板成立の進化論的意義を解明する人があるだろうか。―――そこから文明論が展開するのだが。

(中略)

この不思議なガラス板はどのようにして成立したか。それはやや複雑な仕組みだが――
要するにヒトという生物が進化の過程の中で次の段階に進むのには、この五感と大脳を頼りに欲望の無限の拡大を計らなければならなかったのだろう。

しかしその行先は行き詰まりであり、自滅であることに気づき、“いのち”の実相に自ら気づく、という面倒な過程を通り、そうして次の段階、つまり自覚ある生物という種を生ずることになる。

 この過程を経験するために、ヒトは科学というものを手がけ、それを体系化し、更にそれを実用に供するために科学技術を発達させ、今日のような科学文明を展開したわけである。

 こう考えてくると、途中順調に発達してきた科学はその出発点において何らかの矛盾を含んでいたに違いない、と想像される。そこで気がつくのは、科学は何を目指して発達して来たのかということである。

(中略)

 物質による五感の満足ということが現実にあり得るかどうか、もしあり得るとしても、その満足でヒトが本当の幸福を得られるものであろうか、この点で大きな見落としがある。

――この見落としにヒトが気付いたとき、自分も、他物と思っていたすべての存在も全部、不思議なガラス板の右側の存在であることに気づく、つまり自覚した生物になるというわけである。

(以下略)

(昇平追記:冒頭に書きましたように、以上の文章は恩師和田重正先生がお書きになられた『もう一つの人間観』地湧社刊からの抜粋です。御書はまさに人類の未来を照らす“現代のバイブル”であり、万人必読の書であると思います。)





←クリックで応援よろしくお願いします

人気ブログランキングへ

<< 不思議なガラス板  その2 | ホーム | 真実の世界と幻想の世界  その2 >>


コメント

ガラスの右と左

和田重正先生が『不思議なガラス板』の中で述べられているガラスの右側と左側は、先日のセミナーでお話されていた右の世界、左の世界とは、逆のように感じてしまいます。誤解していますか。

内容が大事

昇平です。
以前に書いたガラス板の右と左は今回に合わせて反対に読み替えてください。
内容が大事なのです。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム