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Author:昇平
「いのちの塾」へようこそ!

僕は普段は標高650メートルの山の中に家族と仲間そしてネコ10匹と一緒に生活しています。

そして、その合間に日本やヨーロッパの各地で「本当の自分は?」「本当の平和を実現するには?」などをテーマに講演をしたりセミナーを主宰しています。

このブログでは、僕が体験的に捉えた人生やこの世界の真実について書いていきます。

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進化と自覚  その2

進化と自覚  その2
(その1からのつづき)

例えば、疲れやすいので自分の食生活を振り返ってみたら、肉食に偏っており食べすぎのようだということに思い至った。そこで菜食中心の小食に切り替えたら、体の調子が非常に良くなったというような体験を通じて、少なくとも自分の体にとっては、正しい食生活とはどういうことかが分かります。

このように、「何が本当か?」ということをはっきりと深く自覚するためには、事実としては、その過程で間違いを犯すということも必要だと思うのです。最初から玄米菜食などを中心に正しい食生活を心がけている家庭に育てられた健康な子供は、逆にそのありがたみが分からないという場合もあるのではないかと思います。

大自然の生命の要請は、遠回りのように見えても、人間に大脳を持たせて、その中で人間を悩んだり苦しんだりさせ、それを通してはっきり深く「自分とは何か?」「自分はどう生きたらいいのか?」ということを自覚させるようになっているのではないでしょうか。

しかしながら、例えば100万人の人達が苦しみの経験を通して、「自分とは何なのか?」を自覚したいと思ったとして、果たしてそのうち何人が本当の自覚を得ることが出来たのでしょうか? 

歴史的に見ると、深い自覚に到達した人はごく少数であると言わなければならないでしょう。残りの大多数の人たちは、自覚を求めても、ついにはそれを得ないで死んでいったのです。ということは、これらの人たちの苦しみや自覚を求める願望や努力は無駄だったということでしょうか? 

この問題は、地球上の進化の流れの中で、水の中だけで暮らしていた生物が陸上に上がって生きていけるようになるまでの進化の様子を考えると分かりやすいと思います。

水の中の生物はいきなり陸で生きていける生物に進化したのではなく、少しずつ陸上で生活できるように進化していったと考えられています。つまり、ある生物が最初は水辺に打ち上げられても、全部すぐ干からびて死に絶えてしまいます。それを繰り返しているうちに、進化を通じて、少しずつ適応力が育っていって、その中の数匹だけが生き延びることが出来るようになっていきました。そういうことを無限に繰り返すうちに、本当に陸上に適応していける生物が出てきたのです。

ですから、進化という観点から言って、全体としてみれば、個々の死は決して失敗でも無駄でもなく、それがあったからこそ、進化の目的は達せられたのだということになります。それと同様に個人として自覚を求めて生きることは、たとえそれを達成することができなかったとしても、それは人類全体の進化という観点から見ると、人類全体が進化したという大きな価値があるのです。

ところで、進化と言うけれども、人間は種として、一体どの方向に進歩、発達していくのでしょうか? いや、そもそも、いったい人間の次の進化の段階がありうるのでしょうか?

いずれにしても、自分自身、周りの人々、そして世の中の動きを人間が進化の過程にあるという観点から見ると、それまで見えなかったものがはっきりと見えてくると思います。それは、私たちはこれで終点ではなくて、次の段階へいく一歩手前にいるのだということです。そして、次の段階に進む一歩手前の状態として、私たちはこのように行き詰っているのです。

実際、人間は、個人的にでも社会的にでも、本当に行き詰らなければ、次の段階に進めないような仕組みにできています。

以上のように、人類の進化という観点から見ると、この数十年間(正確には広島、長崎に原爆が落とされてから今日に至るまで)、人類の歴史は従来とは質をことにする新たな段階に入ってきているのだと思います。

つまり、それまでは、個々の人間がそれぞれに、「個人個人のテーマとして」自覚を求めるということであったと思います。ところが、ここ数十年ごく普通の人々の中から、「従来とはまったく異なる新たな価値観に目覚め、新たな生き方を目指し、新たな社会を築こう」という人たちや運動が世界のあちこちに生まれてきています。この新しい動きは、おそらく、核問題や環境問題など人類がかつて経験したことのない行き詰まりに直面した人々の危機感が根底にあり、その新たな意識と動きの原動力となっているのだと思われます。

このように、人類の進化という観点から見ると、人類が今絶体絶命の危機に直面しているのは、まさに必然であると言えるのです。つまり、いよいよ個人個人のレベルを超えて人類全体が「自覚を持った存在」に進化するために、大自然の生命の意図によって、このような絶対絶命の危機がもたらされたということだと思います。

そして、この危機に直面した人類が個々のレベルを超えて、全体として「存在の真実」に目覚めること、そしてこの危機を乗り越え新たな人類の文明を切り開くことこそ、新たな人類の進化の段階であり、それこそ大自然の生命の要請であるのだと思います。

結局、人間というのは苦しみを越えて初めて深い真実に到達することが出来るのだと言えるでしょう。




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コメント

昇平先生は知識や常識のない私にもわかるように、本当はどうか、ということをセミナーで伝えてくださいます。個人的にこれまで色々な間違いをしながら気づけたことは数え切れません。いま、人類全体に起こっていること、かつてない危機に直面していることは人類全体が「自覚を持った存在になるため」に必要なことと教えていただいて、絶体絶命の危機は人の考えを越えた大きな宇宙の愛なのだと思いました。

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