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Author:昇平
「いのちの塾」へようこそ!

僕は普段は標高650メートルの山の中に家族と仲間そしてネコ10匹と一緒に生活しています。

そして、その合間に日本やヨーロッパの各地で「本当の自分は?」「本当の平和を実現するには?」などをテーマに講演をしたりセミナーを主宰しています。

このブログでは、僕が体験的に捉えた人生やこの世界の真実について書いていきます。

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あなたの宝の蔵はどこに

あなたの宝の蔵はどこに

中国の禅は実質的には馬祖道一から始まったと言われます。馬祖は8世紀の中国に生き、趙州禅師の師匠・南泉禅師の師匠に当たります。

馬祖は数多くの弟子を持ち指導をする中で「平常心是道」や「即心即仏」など有名な言葉だけでなく、たくさんの逸話を残しています。以下はその一つです。


大珠慧海が初めて馬祖に面接した。
馬祖が尋ねた、「どこから来たのか」。
大珠、「越州の大雲寺から来ました」。
馬祖、「いったい何が目当てでここに来たのか」。
大珠、「仏法(真実の自己)を求めに来ました」。
馬祖、「自分の宝蔵には見向きもせず、家をほったらかして走りまわって、どうしようというのか。わしの所には何も無い。仏法なんぞ見付かりはせぬ」。
大珠は礼拝して尋ねた、「何が私の宝蔵なのですか」。
馬祖、「いま私に問うている君こそが君の宝蔵だ。一切が具わっており、何の欠けたものはなく、使おうとすれば思いのままだ。どうして外に求める必要があろう」。
聞いたとたん大珠ははたと自己の本心を識り、躍り上がって喜び感謝した。
師事すること六年であった。後に受業の寺に帰り、自ら『頓悟入道要門論』一巻を撰した。馬祖はこれを読んで大衆に言った、「越州にみごとな輝きを具えた大真珠がある。その光は自在に透過して、隔てるものもない」。
(参考:『馬祖の語録』入矢義高編 禅文化研究所出版)


とくに難しい文章ではないので、大体の文意は分かると思います。問題はその内容が実感として分かるか? 自分自身について、心からそう思えるか? ということです。

この馬祖の問いは、僕の言葉では、「あなたは一切欠けるところがなく、完結した存在ですか?」となります。

この問いこそが究極の問いなのです。あなたは全身で「ハイ」と答えられますか?

もし、腹の底から「ハイ」という答えが出てこないようであれば、今度の休日にでも、心掛けて一人になる時間を作って、朝から晩まで自分に問いかけてみてください。

すべてはこの問いに集約されています。これがはっきりしなければ何をやってもどうにもならないのです。

この問いに、心から全身で「ハイ」と言えることは自分の宝蔵を見つけたということです。その時、自分の心がどこまでも澄み切っていて、どこまでも開き、真心が溢れるように出てくるのを自ら感じることでしょう。

そして、この世界が「なるほど不可分一体なんだ」ということを全身で感じることができるでしょう。それは決して消えることはありません。

僕自身はとくに修行したわけでもないのですが、不思議なめぐり合わせで、自分が存在の真実について体験的に理解した内容については絶対的な確信があります。他からの何ものも保障や認定も必要ないと思っています。

このところ僕が過去の著名な禅師の言葉を取り上げてきたのは、言われていることが僕の体験的理解と符合するところが多いのが我ながらとても面白いからです。

その面白さをみなさんにも体験的に理解していただければというのが僕の気持ちなのです。




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